メモの魔力 The Magic of Memos 前田 裕二 (著) 幻冬舎

メモの魔力 The Magic of Memos 前田 裕二 (著) 幻冬舎
前田裕二・著「メモの魔力」(幻冬社)イラストレビュー
前田裕二・著「メモの魔力」(幻冬社)イラストレビュー

「メモの魔力」を読んだきっかけ

正直なところ、ここ数年に読んだ本の中で、最も衝撃を受けた本です。
仕事に限らず、生きていく中で、「なんだかなぁ」と悩みがある人には勧めたい一冊となりました。
ビジネス書から入って読んで、人生に届く、そんな奥行きがある名書と呼ばれるものは、長く多くの人に読まれると思います。
新しい事業を考えているとですね、色々私という個について向き合わないといけなくなるんですよね。
自分の能力や想いの具現化して仮想巨人化みたいなことが、「事業化」するメリットだと思っています(今の所)。
個人の限界を法人化してより強固に拡大するには、元になる自分自身のことがどんな人なのか、どんなことを考えているのか、想うのか、つまり自己分析をきちんとしないといけないかなと思うわけです。

普通のサラリーマンは就職活動中に、ある程度の自己分析をしてますよね。
自分はろくに2,3回面談したくらいでやめてしまったんですよね。
とにかく数分間で人の何がわかるんだよ。ばかやろーと言うダメ人間っぷりが発動してまして、とにかく嫌で嫌で。
それに伴って、自己分析もろくにせず、「やりたいことはなんだろ〜」と、一番簡単なことだけ考えて広告業界に入ってしまったんで、
まあいろいろ大変でした。
ブラック企業にしっかり洗脳されて6年間で心身共にだめになってしまって、ドロップアウトーという感じだったんで、振り返ることなくきちゃったなという感じなんですね。

よく小売店とかで棚卸しってしますよね。
月イチか年イチかあると思いますが、
倉庫の在庫を確認し、ズレを修正したり、補正したりしてセルフ健康診断の一つみたいな棚卸し。
それを自分は一度もせずに来てしまったなあと、30代中盤までしたことない人間の薄っぺらいことないですよ、奥さん。
ほんとにいかんですよ。

昨年末に、高校のサッカー部の奴らと年一度だけ忘年会があるんですが、その中で同じ趣味が合う奴がいて毎年小一時間ほど、なぜか二人でこれからどう生きていくかと話すんです。
周りは高校のノリで裸になってたりするんですけどね笑

そいつは、NHKの特番とかで名前でて喋ってるくらい成功しているんです。
そんな実績を積んでるそいつがこういうんです、「俺さ、いまひたすら自己分析している」と。
で、そこそこ知られている有名な企業の社内でも社外でも、「誰よりも思考を深めているから、誰にも負けない」と言い切れると。
まじかーと思いましたね。
さらに、たとえ打ち合わせとかで、できない事が出てきて断らざるせない時に、「一年後見とけ」と思いながら勉強すると。
そしてその次のチャンスに向けて深く深く考えて、行動するのみだと俺に言うんですよ。

「歳は関係ねえ、やるかやらないかしかない!」と、俺にいうんです。

ぼかぁ、悔しくて悔しくて、正直泣いてしまってね。
俺は何もしていないなと、僕はまだなんにもしていないなと、強く思って、次こいつと会う時覚えとけと(別に喧嘩になっていないんですけど)、
そそくさと恵比寿のおしゃれなピザ屋(その店もまたオットコマエの同級生が店長!キーッ)を出たわけです。

そんなタイミングで、自己分析したいなとやり始めていた矢先に、たまたまフォローしていた方が、箕輪厚介さんのツィートで、発売前の「メモの魔力」の裏表紙の前田さん自身の実際のメモの写真がのっている所の写真を出してて、「え?何、この前田裕二ってこんなメモってんの?」と、別になんかよくわからんけど、手書きでセコセコしている姿が友人と重なって見えたんですよね。
自分とひたすら向き合ってるじゃないかと。
ピンと感じて、そのまま発売日すぐに「メモの魔力」を買いました。

読む前は、誰だよこいつ状態だったのに、完敗むしろ尊敬

正直、前田裕二っていけすかねえよなって思っていました。ついでに箕輪厚介も何いきっとんねん状態。大変申し訳ございませんでした。
恥ずかしいです。人を見た目で判断する大人に成り下がっていました。

本だけではなく、ツィートしたりしている姿を見ていて、誰よりも努力をしているお二人だと、今は思えるし、これは素直にリスペクトしないといけないと、背筋を正しております。

それはほんと、高校の友人と同様、俺はいろんな事をなめているなとつくづく実感しました。

買ってからずっと「メモの魔力」を持ち歩いている

読んでてわかるんですが、前田さんの真摯な気持ちが汲み取れます。それでいてしつこくなく、無駄がない構成なのは箕輪さんの腕なんでしょうかね。本当に無駄がないし、熱量がしっかり伝わってくるバランスの良さが何度も本をめくる理由になっていると思います。
本の中で、「抽象化」ということに分量を多めにさかれています。
それだけ大事なところなんですが自分も何度も読み返しています。
きちんと目次で整理されているので、読み返すところがすぐにわかるのも流石だなあと感じてます。
ビジネス書って、第一章以外は薄い内容のが結構あって、書籍レベルに達していないんじゃないかと思うのが実は多いんじゃないかなと思っていて、
まあエッセンスさえ吸収できればOKみたいなところもあるっちゃあるので、全てが悪ではないんですが、文字通り何度も何度も読み返すビジネス書はダントツで「メモの魔力」だな。
実際は、ノートに書いていくことが大事なので、「メモの魔力」はなんというか相棒みたいな感じになります笑

もう形から入りますので、前田裕二さんが実際に使っているモレスキンのハードカバーの大きいサイズのノートを探して購入して、4色ペン買って、しこしこ書いている日々です。
習慣の奴隷というのはまさにそのとおりで、書かない時間がうずうずしている感じですね笑
そんな感じで、どこいっても前田さんが使用しているモレスキンのハードカバーの大きいサイズのノートと4色ペンと「メモの魔力」の3点セットです。

箕輪さんのフォローに感動

そんな相棒と共に、日々過ごしていると、1000問の質問で悩んだりするんですよね(書籍の最後に前田さんが1000問の問を用意してくれてるのです)。
最初の頃なんかは、簡単な思考の整理も慣れていないから時間がかかるんだけど、その硬い思考のストレッチをしはじめてノッてきているタイミングで、箕輪さんがツィートで前田さんとのやりとりのラインを公開してくれたり、もうほんと書籍ってのは、オムニチャンネルとかいろいろいわれているけど、リアルと世界をつなげることができるんだなと、箕輪さんの心意気が感じられる世界にいるのがまた楽しくてね。一緒に盛り上がっていきたいと思える感じが楽しくていいです(何この怪しい感じ笑)。

そんな感じで、最初に戻りますが、この本に読んだから感動したというよりかは、この本を読んだあとの人生が楽しいなといま感じている状態に感動している。
悩める20代の後輩にとりあえず読めと上げました。あとどうするかは彼次第だが、仕事でもこのファクト→抽象化→転用のフレームでやるので理解してもらわないと。
仕事に限らず、生きている中で悩みがある人には勧めたいし進めるべきだなと強く思う一冊です!

目次のご紹介!

【目次】

第一章 メモで日常をアイデアに変える
メモを「第2の脳」として活用する
「記録」ではなく「知的生産」の為にメモをとる
メモによって鍛えられる5つのスキル
ノートは見開きで使う
「ファクト→抽象化→転用」という最強のフレームワーク
「抽象化」と「転用」でさらに思考を深める
「日付」・「サマリー」「標題」を書く
4色ボールペンによる「色分け」で判断能力を上げる
「朝5時半の女」は秀逸な標語事例

第二章 メモで思考を深める
「抽象化」は人間に与えられた最強の武器
抽象化の3類型「What」「How」「Why」
『君の名は。』の面白さを1分で伝える
「解くべき課題」を明確に持っているか?
右脳だけでは人を動かせない
言語化の第一歩は自分の心に「なぜ」を向けること
レトリックにこだわり独自の言葉を生み出す
「刺さる」言葉のストックが表現を洗練させる
「離見」が抽象化を加速させる
「抽象化ゲーム」のすすめ

第三章 メモで自分を知る
メモの魔力が「自分」を教えてくれる
個の時代においては「オタク」が最強
就活で書いた「自己分析ノート」30冊
「タコわさ理論」
「抽象化」なくして自己分析は成立しない
「では具体的に何をするか」まで書かなければ人生は変わらない

第四章 メモで夢をかなえる
「言語化」で夢は現実になる
「想い」と「思い」の違い
取るべき行動の細分化
ストーリーを語る際に重要な3つのポイント
「自分」とアポを取る
人生を段階に分けてキーワードをつける
「変曲点」に幸せの源泉が秘められている

第五章 メモは生き方である
メモの本質は「ノウハウ」ではなく「姿勢」
いち早くメモを「努力」から「習慣」へ
シャワー中にアイデアが浮かぶ理由
あなたの「人生の勝算」は何か
「やりたいことが見つからない」は本当か
あなたは何に突き動かされているか
「メモ魔」になる準備ができているか

終章 ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう。

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